東京医科歯科大学医学部附属病院遺伝子診療科の江花有亮講師と難治疾患研究所生体情報薬理学分野の古川哲史教授の研究グループは、関連施設であるさいたま赤十字病院、土浦協同病院、国立災害医療センターとの多施設共同研究において 2,170 人の心房細動症例を対象に臨床研究を実施し、上大静脈起源の異所性興奮が原因で起こる心房細動患者で共通する臨床パラメーターや一塩基多型を特定しました。
心房細動は日本でも患者様の数が最も多い不整脈の一つで、この研究が心房細動の病態メカニズムの解明につながることや治療方針決定に活用されることが期待されます。
この研究は文部科学省科学研究費補助金ならびに日本学術振興機構の競争的資金によっておこなわれたもので、その研究成果は、国際科学誌 Circulation Journal に、2017 年 8 月 11 日にオンライン版で発表されました。
◆写真中 遺伝子診療科 江花有亮先生
◆写真右 循環器内科 平尾見三先生
大学プレスリリース http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20170816_1.pdf