診療案内

診療案内受診案内 

当科では循環器内科の一般診療を行っています。心筋梗塞・狭心症や心不全はもちろんのこと、不整脈の診断、治療に関しても世界をリードする成果をあげております。

不整脈の診療 ~不整脈センターの御案内

不整脈は心拍が乱れる病気です。 脈拍が速くなる場合(頻脈性不整脈)と脈拍が遅くなる場合(徐脈性不整脈)の2種類があります。治療は、薬物療法に加えて、頻脈性不整脈では心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)と植込型除細動器(ICD)、徐脈性不整脈ではペースメーカーで治療を行います。また、重症心不全に対して心臓再同期療法(CRTD)を行う場合もあります。当院では、不整脈の患者様に対して、より専門性の高い診療を行うために、2011年4月に不整脈センターを設立致しました。不整脈センターの診療の詳細につきましては不整脈センターのホームページをご参照ください。

虚血性心疾患の診療

虚血性心疾患とは、心臓の冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなったり、閉塞することにより、心筋に血液が行かなくなることで起こる疾患です。外来診察ではトレッドミル負荷心電図検査、運動あるいは薬剤による負荷心筋シンチグラム検査、冠動脈CT検査、心臓MRIによる診断を行っております。重症と判断された場合は早い段階で入院していただき、カテーテルで検査することをお勧めしています。当院では ロータブレータによる高度石灰化病変に対する治療 エキシマレーザー、薬剤コーティングバルーンを用いたステント再狭窄病変の治療 を積極的に行っております。また高安動脈炎や川崎病といった疾患に合併する冠動脈病変に対する治療もおこなっております。

難治性心臓病の治療

不整脈や冠動脈疾患のカテーテルを用いた治療が飛躍的に進歩しましたが、心臓の筋肉自体に問題がある心筋症やそれに伴う心不全の治療はまだまだ発展途上です。 当院では、難治性心不全や心筋症の患者様に対してより専門性の高い、最先端の医療が提供できるよう、循環器内科・心臓血管外科と協同して治療に当たっています。重症の心不全患者様に対する補助人工心臓治療では、心臓移植を行っている施設を除けば、国内でもトップレベルの実施数となっています。
その他、高安動脈炎など大血管炎も含めた心臓・血管免疫病では国内のみならず海外の患者様にも質の高い医療を提供しています。(大血管炎の診療については下記もご参照ください。)

大血管炎の診療

高安動脈炎など大血管炎では国内で有数の症例数の診療を行っています。血管外科、心臓外科、膠原病・リウマチ科、眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科など多くの診療科と共同して高安動脈炎の総合的診療を行っています。

 

下記に示すような症状/状況がある患者様はぜひ当科を受診してください。

運動時の胸痛 階段や坂道で胸を中心にした上半身に痛み、重苦しい感じがおこる。
安静時の胸痛 夜間急に胸が苦しくなることがある。
息切れ、呼吸困難、むくみ 体を動かすしたり仰向けになると息苦しい。
ふらつき、めまい、失神 急に気が遠くなったり、意識を失ったことがある。
動悸、不整脈 脈が乱れたり、急に速くなったり、遅くなったりする。
血管雑音、血圧左右差 首や手足に雑音がある。右腕と左腕で血圧が違う。
健康診断で循環器の
異常を指摘された
心雑音、血圧、心電図、など

 

がん循環器診療のご案内

東京科学大学病院は先端的ながん診療を提供する「がん診療連携拠点病院」に指定されておりますが、とりわけ当院は「がん専門病院では対応が難しい、がん以外の合併症を有するがん患者さん」の治療を得意としています。この当院が有する特性のうち、当科では心血管疾患の合併症を有するがん患者さんの診療を担当させていただいております。また、抗がん剤の副作用や後遺症として生じた心不全、血栓症、不整脈、高血圧などに悩まされている患者さんの診療も積極的に行っております。このようながん患者さんについてのご相談や診療については、水曜日午後に開設している「がん循環器外来」および当科初診外来にて随時承っております。

循環器睡眠障害外来のご案内

睡眠障害(特に睡眠時無呼吸症候群)は高血圧や心不全などの循環器疾患の原因となっています。当科では循環器疾患を合併した睡眠障害の診断と治療を、本学快眠センターとも協力しながら行っております。特に、ASV(エーエスヴイ)やCPAP(シーパップ)による治療には実績があります。口腔内装具(マウスピース)の適応となる方には本学快眠センターへご紹介させていただきます。

外来受診の詳しい説明はこちらへ

外部リンク 東京科学大学病院(医科)外来

入院についてはこちらへ

外部リンク 東京科学大学病院(医科)入院