器官システム制御学 循環制御内科学 

循循環器疾患(心血管疾患)我が国の主要な死亡原因であり、国民病といえます。また、心疾患は、虚血性心疾患、不整脈、心筋症など多岐にわたり、またその終末像としての心不全があります。さらに、血管疾患は動脈硬化性疾患や血管炎など多彩です。本学循環器内科は、大学院の循環制御内科学分野において、これらの心血管疾患の病態解明・新規治療法の開発・診断法の開発などを行います。分子生物学的な手法による基礎研究、バイオマーカー等を用いたトランスレーショナル研究、AIや医工連携を軸にした臨床研究、など研究領域は多岐にわたります。

循環制御内科学分野では、循環器内科領域およびそれに関連した分野の研究に従事する大学院入学希望者を募集しています。当分野における主な研究内容は以下の通りです。

    • 1. 不整脈
    • 2. 心不全
    • 3. 動脈硬化、血管炎
    • 4. 虚血性心疾患
    • 5. 遺伝子治療・核酸治療
    • 6. 心疾患の画像診断
    • 7. 心血管疾患診断へのAIの応用
    • 8. ウェアラブルデバイスによる遠隔診療

大学院博士課程

本大学院で研究に専従するコースです。医学博士の取得が可能です。年限は4年間ですが、優れた研究業績をあげたものは3年で修了する特例措置があります。本分野においても3年次修了生を過去に輩出しています。医師である場合は臨床研修終了後の入学が可能ですが、内科または循環器内科の研修の過程でいつでも入学することも可能です。入学後は、東京科学大学循環制御内科学分野で博士論文研究に従事することになります。

これまでの研究内容については別項を参照して下さい。研究内容によっては学内他施設での研究、国内・海外に留学して研究を行い、学位を取得することも可能です。大学院修了後は研究の継続(ポスドク、メディカルフェロー、助手採用など)、海外留学、国内留学、関連病院での循環器内科研修などが可能です。大学院医歯学総合研究科博士課程学生募集要項をご参照下さい。

大学院修士課程

4年制大学卒業生のためのコースです。循環器領域の研究を行い、2年間の修士課程を修了すると博士課程への進学、就職などの道が開けています。研究内容は博士課程に準じます。
循環生理解析グループ

 

大学院生数

 

主な留学先

    • 米国
      Massachusetts General Hospital、Harvard大学Brigham & Womens Hosp.、Johns Hopkins大学、Louisville大学、Illinois大学、Stanford大学、New Jersey医科大学、Baylor医科大学、Florida大学、Columbia大学、Utah大学、他
    • 欧州
      St.Georg病院(ハンブルグ、ドイツ)、Magdeburg大学(ドイツ) 、 Maastricht病院(オランダ)、Hopital Cardiologique du Haut-Leveque(ボルドー、フランス)、他
    • 国内
      東京大学医科学研究所、大阪大学、国立国際医療センター研究所、国立循環器病センター、他

主な留学先

  • 東京科学大学大学院 循環制御内科学
    〒113-8519
    東京都文京区湯島1丁目5-45
    TEL. 03-5803-5231
    FAX. 03-5803-0133
    ikyoku.cvm@tmd.ac.jp